手帳の使い方と年収の相関関係

手帳の使い方と年収の相関関係

こんにちは。

オーダーメイド手帳と継続日報クラブのヘッドコーチ、池尻です!

手元にあるプレジデントのバックナンバーに手帳と年収の関係について、

おもしろいアンケートがありましたのでまとめてみます。

これは年収2,000万円前後の会社員or取締役の方々、

いわゆる高所得層と、年収200万円前後の会社員の方々に

複数媒体で取ったアンケートになります。

まず最初、手書きの手帳を使っているかどうかです。

棒グラフ

年収200万円 年収2,000万円
手書き手帳を使用中 9% 27%
デジタル(PCスマホ等)と併用 32% 52%
デジタルのみ 43% 17%
頭で記憶する 16% 4%

時代の趨勢(すうせい)もあり、

デジタルツールをメインに据えている方が全体としては多い印象です。

ipadやギャラクシーノートなど、スタイラスペンで記入できるツールも増えており、

デジタルと紙の垣根は徐々になくなってきています。

しかしながら、私どもが提唱している、

紙を使った手帳を使っている人が高年収層には多いようで、

手書きメインの方が1/4を占め、デジタルと併用まで含むと

全体の約8割の人が手書き手帳の愛用者のようです。

逆に、年収200万円層では頭で記憶する方が1割強、

デジタル媒体のみが4割強となっております。

(高所得層には年齢の高い人が多いことも大いに影響をしていると思います。)

所得層によって”目標を書き出している”人の割合に
差はあるのでしょうか?

続いて、多くの成功者が成功哲学の一丁目一番地として

語るものに、”目標を書くことが一番大切”という言葉がありますが、

実際、手帳に先々の目標を書いているのかという質問には、

このような回答になっています。

円グラフ

年収200万円 年収2000万円
はい 26% 64%
いいえ 74% 36%

この、目標を書き残していますか?、という問いも、

対照的な結果になっているのですが、

高年収層では6割強が書き残しており、低年収層では

7割強の方が特に書き残してはいないという結果でした。

人間も動物ですから、何かを手に入れたいと思うと、

自然と獲得に向かって行動をしてしまいます。

長期的な目標は、今日の行動が明日はっきりと

結果に出るわけではありません。様々な理由を付けて先延ばしすることができます。

だからこそ、紙などに期日を設定して忘れないように、

先延ばししないように自己規制をかけることができます。

それでは、手帳の使い道に、他にも違いはあるのでしょうか?

 

手帳の使い道としては以下のような回答が寄せられているようです。

手書きの手帳をどのような用途で使っていますか?(複数回答可)
年収200万円 年収2000万円
スケジュール管理 76% 98%
長いスパンでの目標管理 18% 78%
メモ・備忘録 38% 65%
日々のタスクのTODOリスト管理 24% 55%
アイデアノート 12% 31%
日記 7% 22%

スケジュール管理に皆さん使っているというのは、ある種当然かもしれませんが

年収差による用途の違いで一番大きいものが、

長期スパンでの目標管理を行っているかどうかです。

高年収層では約8割の方が、目の前数日や数週間よりも先、

達成までに数年かかるような目標を追いかけている姿が目に浮かびます。

また、全体的に様々な役割を手帳に持たせているようです。

高所得層では長期的な目標を追いかける傾向が強く、

その備忘録としてのメモであったり、段階を設定するために使っているようです。

スケジュール管理をしている画像

目の前のタスク管理の方法に、所得層による違いはあるのでしょうか?

 

より短期間のタスク管理はどのようにしているのかという
質問については、以下のような結果でした。

タスクをいつ整理しますか 年収200万円 年収2000万円
退社前に翌日分のTODOリストを作る 12% 41%
毎朝始業前に整理する 13% 35%
1週間分まとめて予定を立てる 3% 15%
仕事が舞い込むたびにメモする 17% 5%
TODOリストは作らない 55% 4%

高所得層では、翌日や今日これからやるべきことが

リスト化されている状態を作っていますが、年収200万円層では

当日の流れの中で決まっていくような印象があります。

これは、7つの習慣で言う第3領域、緊急度は高いが

重要度の低い仕事に忙殺されている状態と言えるかも知れません。

逆に高所得層ではやるべきことが整理されており、

自分から働きかけて優先順位を付ける

余裕を作ろうとしている姿が浮かんできます。

結論

方法論の違いはあるかと思いますが、

目の前のことに忙殺されないような工夫、

行動指針としての人生の羅針盤を持つことは重要であると言えます。

自分の人生を自分でコントロールするため、

様々なツールを使いこなしていきたいものですね。

 

 

 

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